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メリットだけじゃない!親を早期教育に駆り立てる3つの理由に要注意!

早期教育
photo credit: {bathe in light} via photopin cc

一口に「早期教育」といっても、スポーツから音楽、勉強などなど幅広くありますが、すべてを一緒くたに論ずるのは無理があります。なので、ここでは読み書き計算といった勉強のみに限定した話にします。

実体験からの印象として、小学校入学前の子供の大半はひらがなを書けるようになっています。本来、小学生になってから学校で学ぶことを、フライングして学ばせることを早期教育と言うなら、おそらく世の多くの家庭では早期教育を行っていると言ってよいでしょう。

早期教育の是非はともかくとして、今まで私が3人の子供の教育に関わってきた中で、親を早期教育に駆り立てる理由には3つあると感じています。いずれもエスカレートすると、子供のためになるとは限りませんので要注意です。


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理由1:不安だから

日本には幼児教育を手がける民間の教育機関が充実しており、「○歳から始めないと手遅れになる」といったキャッチコピーで、親の不安をあおる書籍もよく目にします。たしかに一部の特殊な分野においては臨界期があり、早めに始めないと身に付けることができないこともあるのかもしれません。

ただ、小学校で習うような読み書き計算といった勉強に関しては、入学してから始めても決して手遅れということはありません。もともと学校の教育プログラム自体がそのように設計されているので、何らかの先天的な学習障害でもない限り、早期教育をしなくても問題ないはずです。

とは言え、実際には現在14歳の長男と7歳の長女の時には、ひらがなと一桁の足し算くらいは就学前に教えていました。理由は、入学後に授業がスムーズに理解できると、自分に自信を持つことができ、学校が楽しくなってくれるのではないかと思ったからです。

ですから、私も早期教育のメリットは否定しませんが、もし親が子供の毎日の学習状況をしっかりと把握して、分からないところを即座にケアしてあげられるなら必ずしも必要ないと考えています。実際、4歳の次女に関しては早期教育をする気はありません。ただ、絵本はたくさん読んであげるつもりです。

世の中には、親の不安をあおって子供の早期教育に熱心になってくれるほど好都合な者がいますので、そのような者に惑わされないよう気をつけましょう。

 

理由2:見栄と対抗心

「お友達の◯◯ちゃんがやっているから」とか、周りに「うちの子は凄い」と言わせたいといった理由で、子供がやらされるパターンは今も昔も多いようです。実は私自身が、友だちが英語をやっているというだけで、親の対抗心から毎日強制的に習わされたことがあります。

あれは今思い出しても嫌な思い出でしたね。すぐ遊びに行きたかったのに、英語の勉強を終えるまでは家から出してもらえず苦痛でしかありませんでした。結局その時期に覚えた英単語は「toy」だけ。嫌がる子供に無理やり教えなければならなかった親も大変だったと思いますが、私も結局何一ついいことはありませんでした。

中学生になってから英語を学校でも学ぶことになりましたが、幼少期のトラウマも多分に影響しているのでしょう。未だに苦手科目の一つです。

勉強に限らず、親の見栄と対抗心から始めたものは単なる「親のエゴ」に過ぎませんので、子供のためにはなりません。子供は親を引き立てるためのブランド品やペットではありませんので、そのような理由による早期教育は論外ですね。

 

理由3:成果が出やすく楽しい

子供の吸収力は非常に高く、その成長の速さにはいつも驚かされます。実際に幼児期の子供に早期教育をしてみると、すぐにその成果があらわれます。すると、子供も楽しくなってきますが、親の方はそれ以上に楽しくなってきてしまいます。

ところが、ここで「もっと教育すれば、もっとできるんじゃないか」と、ついエスカレートしがちなのが危ないんですね。いくら美味しい食べ物でも、毎日三食そればっかりだったらウンザリしてしまいます。「過ぎたるは及ばざるが如し」と言うように、子供が楽しんでいるからといってやり過ぎはよくありません

親の期待がエスカレートすれば、子供は重荷としか感じなくなりますし、せっかく楽しかったことも過剰にやらされたら嫌いになってしまいます。

また、何事にも適切な時期というものがあります。4歳の時にひらがな五十音を半年かけて覚えられる子供は、入学後だったら2ヶ月もかからないかもしれません。この場合は、いずれ時期がくれば簡単に身につけられることを多くの時間と労力をかけて、前倒ししただけということになります。

早期教育してもしなくても、結局、小学2~3年生の時点で同じ学力に落ち着くのであれば、幼児期に成果を出すことに意味を見出すのは難しいのではないでしょうか。

 

あとがき

早期教育に関しては、専門家間でも様々な意見がありますので、私も正直なところ何を信じればよいのか未だに確信が持てないでいます。ただ、早期教育の有用性を考える上で、幼児期に現れる短期的な成果に惑わされてはいけないことは間違いありません。

子供が20代~30代になった時にやって良かったと思えるものであるかどうかが、その早期教育の是非をはかる一つの目安と言えるでしょう。

 
※この記事を読まれた方は、是非下記の記事も合わせて読んでみてください。

 

 
ベネッセコーポレーション 進研ゼミ・こどもちゃれんじ


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