小学生高学年以上ともなると、塾や習い事、友達との付き合いなどで行動範囲が広くなります。親にとっては、今どこにいるのか気をもむことが多くなりますよね。
ドコモの「イマドコサーチ」のように、子どもの居場所を確認したいという親の要望に応えて、携帯キャリアはそれぞれGPSを使った居場所確認サービスをオプションで用意しています。
ところが、iPhoneでは携帯キャリアが用意したサービスは利用できません。iPhoneで子どもの居場所を確認する際には、アプリを利用することになります。
前回の「iPhoneを子どもに持たせる際に最低限やっておきたい機能制限など」では、「iCloud用に子どものAppleアカウント作成」と「機能制限とパスコード管理」に関して説明しましたが、今回は子どもの「居場所の確認ができる設定」に関して説明します。
「友達を探す」を使う
おそらく、子どもの居場所を確認するのにもっとも簡単な方法は、iPhoneにはじめから入っているアプリ「友達を探す」を使うことでしょう。
まず、親のiPhoneの「友達を探す」アプリを開き、親のApple ID(iCloudで利用しているID)を入力します。
位置情報の利用等の設定を行って初期設定を完了します。
「リクエスト」タブから[友達を追加]をタップし、子どものiPhoneに対してリクエストを送信します。
すると、子どもの「友達を探す」アプリにリクエストが届いていますので、[受け入れる]をタップして、親を子どものフォロワーに設定します。
親のiPhoneの「友達を探す」で、画面左下の「友達」をタップすると、フォローしている友達が表示されます。この中に子どもの名前が入っているはずです。この状態でも現在位置が確認できますが、より大きな地図で確認したい場合は、子どもの名前をタップします。
なお、子どものiPhoneで、「友達を探す」アプリを削除したり、親をフォロワーから外したり、自分を「フォロワーから隠す」設定をONにしてしまうと、位置情報を確認することができなくなってしまいます。
ですから、この機能を使う際には子どもとの信頼関係が必要になります。
我が家の場合は、「友達を探す」アプリの存在に関してはあえて知らせていません(いずれ自分で見つけるでしょう)が、あらかじめ「iPhoneを持っている以上、親が現在地を確認しようと思えば、いつでも確認できる」ことを伝えています。
現在地を知られたくなければiPhoneを持って行かなければよいわけですし、iPhoneを持って行くなら、親に対して後ろめたい行動をしなければいいわけですからね。
「Find iPhone」を使う
もう一つの方法は、「Find iPhone」というアプリを使うことです。
このアプリもはじめからiPhoneに入っています。これは本来iPhoneを無くしてしまった場合に見つけるための機能ですが、子どもの居場所を確認する用途にも利用できます。
子どものiPhoneの「設定」>「iCloud」から「iPhoneを探す」をONにしておきます。
親のiPhoneで「Find iPhone」を開くと、Apple IDとパスワードの入力画面が表示されますので、子どものiCloudのIDとパスワードを入力すれば、現在地を確認することができます。
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あとがき
いずれの方法も、子どものiPhoneでアプリを削除されたり、iCloudのパスワードを変更されたりすると機能しません。
「iPhoneを子どもに持たせる際に最低限やっておきたい機能制限など」でも説明しましたが、機能制限をかけてアプリを削除できないようにしたり、子どものApple IDのパスワードは親が管理しておきましょう。
なお、「友達を探す」と「Find iPhone」で表示できるのは現在位置のみですが、「Find My Kids ~ Footprints™」というアプリを使うと、何時何分にどこにいて、どのようなルートを通って現在地にいるかといった詳細な情報まで分かるらしいですね。
ただし、登録後の無料試用期間が過ぎると、その後も使い続けるには有料契約が必要となるようです。ご参考まで。
「子どもにiPhoneを持たせる際に、親がやっておきたいこと」記事一覧
- iPhoneを子どもに持たせる際に最低限やっておきたい機能制限など
- iPhoneを子どもに持たせる際に居場所を確認する2つの方法
- 要注意!Yahoo!あんしんねっと(iPhone)の中学生モードは買い物し放題!
- 子供にはiPadでYouTubeを見せるべき!視聴制限の方法も知っておこう
以上TONELIKOでした。
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