WordPressで作ったブログが重い!
上記画像はGoogleアナリティクスでページ速度を確認したところです。8月17日にブログサイトの完成度を上げようと思って、あれもこれもとプラグインやバナーを入れたら、見た目は賑やかになったけど表示速度が激重になっちゃいましたよ。
ページの表示速度は、Googleの検索順位にも影響があるので、検索からのサイト流入を下げる原因にもなりますが、実際、この時期のトラフィックはガクッと下がってしまいました。
さて、どうしたものかと、画像サイズを縮小したり、ウィジェットを外したり、キャッシュ系プラグインの『WP Super Cache』や『Head Cleaner』をいじくってみたものの、その効果は微々たるものです。
ところが、あるプラグインの設定をたった1つ変更しただけで、なんと表示速度が92%、トータルページサイズが32%、トータルリクエスト数が51%もの大幅な削減に成功しました。
ソーシャルボタンが重さの原因?
Webサイトのスピードやパフォーマンスを確認できるツールとしては、『GTmetrix』や「【これは便利】あなたのWebサイト表示のどこが遅いかを一発で調べるブックマークレット」で紹介されているブックマークレットがあります。
これらのツールで調査してみたところ、トネリコBLOGの重さの最大の原因は、どうやらtwitterやfacebookなどのソーシャルボタンの表示にあるらしいことが分かってきました。
ならば、このソーシャルボタンの表示を必要最小限にまで削減すれば良いのでは?
『WP Social Bookmarking Light』を個別記事のみに変更
トネリコBLOGでは、ソーシャルボタンの表示にWordPressのプラグイン『WP Social Bookmarking Light』を利用しています。
今までは、『WP Social Bookmarking Light』の表示設定で「個別記事のみ」を「No」にしていたため、トップページに掲載される最新5記事すべてにソーシャルボタンが表示されていました。
表示されているソーシャルボタンは5つですから、トップページをブラウザが表示する際には、単純計算で5ボタン×5記事=25ボタンを各ソーシャルサイトから読み込んでいることになります。
この時点での『GTmetrix』の判定結果は上記のとおりです。41.37秒ってホンマかいな!これはいくらなんでもドイヒーでしょう。では、管理画面から「個別記事のみ」を「Yes」に変更して、トップページにソーシャルボタンが表示されないようにしたら、どうなるでしょうか。
劇的な表示速度改善
びっくりです!
『WP Social Bookmarking Light』の設定を一つ変更しただけで、この通り劇的な効果が表れました。
- Page Speed Grade(Google判定): B(87%) → A(91%)
- YSlow Grade(Yahoo判定): D(65%) → C(76%)
- Page load time(表示速度※): 41.37秒 → 3.33秒
- Total page size(合計ページサイズ): 1.06MB → 725KB
- Total number of requests(ブラウザとサーバーのやり取りの回数): 114 → 56
※「Page load time」は、アクセス状況や時間帯等にも影響されますので実際の表示時間とは異なります。
まとめ
サーバー環境やWordPressのテンプレート、プラグイン、画像や動画の使い方など、ブログによってサイト構造は千差万別ですので、今回、私が成功した方法が、どのブログでも通用するわけではないでしょう。
ただ今回、表示速度の向上で四苦八苦した実感としては、プラグイン、特にソーシャル系の見直しによる速度改善効果が最も大きいと感じました。次に効果があるのはアフィリエイトバナーですね。
とりわけ「JavaScriptやCSSのコードをいじるのはちょっと敷居が高いな」という方は、WordPressブログの重さを解消するお手軽な方法として、参考にして頂ければと思います。
(via:たなブログWordPress入門講座、MIYEARNZZ LABO)
以上TONELIKOでした。
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