先日の記事「調子に乗って、貴重なDVD-Rもディスクイメージにして外付けHDDに保存してみた」を書くにあたって、そもそもDVDやHDDの寿命ってどのくらいなんだろう?と思い調べてみました。
すると、DVDの保管方法に関して「今まで知らなかったけど、これって知っとかないとマズイよな!」と感じたことが何点かありましたので、以下にまとめてみました。
DVDの寿命
結論から言うと、DVDの寿命は0年~100年ということになります。
いや、これじゃいくらなんでも幅があり過ぎて、なんの意味もない結論ですよね。
どういう事かと言うと、ディスクのメーカーや取り扱い方、保管方法といった条件によって寿命が大きく左右されるのです。
TONELIKOは、国産メーカーとして品質に定評のある太陽誘電のDVD-Rを利用することが多いのですが、海外メーカーの中には事実上寿命0年という粗悪なものもあるそうです。
では、信頼のおけるメーカーの場合、どれくらいの寿命なのでしょうか?
PC online > メディアの寿命はこうして推定する DVDは百年もつか?(1) より引用
実は、現状でDVDメディアの寿命すなわち「データが読めなくなるまでの期間」を示す明確な数値は存在しない。「寿命○年」と明示した製品は店頭で見当たらないし、メーカーに聞いても「条件によっては100年以上もつが、標準的な状態では数十年」(太陽誘電)と歯切れが悪い。
寿命の目安としては、数10年~100年と考えればよさそうですが、あくまでも正しい取り扱いと保管方法が前提条件です。
Excite Bit コネタ > データ保存はどれが安全? HDD、フラッシュメモリ、光ディスク より引用
正常使用での寿命の目安は、HDDが設計寿命5年、フラッシュメモリーは5年でデータ蒸発、光ディスクは短くて10年ぐらいと考えておくのが無難。
つまり、数年ごとに新しいメディアにコピーし直す必要もある。光ディスクは一応寿命が長いが、5年に1度はディスクを“焼き直し”たほうが無難だ。
DVDもHDDも、実際の寿命は短く見積もって5年位と考えておいた方が無難なようです。
DVDの寿命を縮める原因
●高温
ディスクを変質させる要因となります。
●高湿度
光ディスクの材質は水分に非常に弱く、湿気を吸収することで化学変化を起こし、レーザー光を読み取れなくなってしまうという欠点があります。
●直射日光(紫外線)
記録層に使われている色素は紫外線に弱く、短時間でも太陽光の下で放置していると、急激に劣化し簡単に読み込み不能になってしまいます。
※参考サイト
初心者のPCと写真展 > DVDの一生!! (実験結果!!とダイジェスト)
●強い衝撃や圧力
強い衝撃や圧力を与えると、ディスクが変質、もしくは変形して寿命が短くなります。
●傷、指紋、ほこり、水、油などの付着
いずれもディスクを変質させる要因となり、寿命を縮めます。
理想的な保管方法
AllAbout > CDやDVDにも寿命がある!?上手に保管しよう! が大変参考になりました。
理想的な保管温度は、摂氏4度~20度、湿度は、20%~50%
最も長寿命が期待出来るのは、温度は18度、湿度40%直射日光(紫外線)を避ける
立てた状態で保管
ディスクに無理な力がかかりません。ディスクの表面は、他の物に接触させない
不織布を使用した保存ケースもありますが、これは記録面にディスクが接触するため、ディスクに傷を付けたり、不織布が湿気を帯びると変質の原因にもなるので避けた方が良いでしょう。
結論としては、高温多湿を避けた環境で、光を通さずディスク表面を接触させない黒いプラケースに入れて、立てた状態で保管するのがベストということになります。
以上TONELIKOでした。
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