お馴染みのジブリ映画「となりのトトロ」と言えば、既に古典(?)なのかもしれませんが、今でも幼児にとっては、もっとも親しみやすい作品の一つですよね。
そんな「となりのトトロ」の続編を見られたり、ネコバスに乗れるところがあることを知っていますか?
そう、それは三鷹の森ジブリ美術館です。
先日、8年ぶり位で遊びに行って来ましたので、レポートしてみたいと思います。
チケット購入方法
チケットは、コンビニエンスストアのローソンで取り扱っています。
ジブリ美術館のチケットは1ヶ月ごとの販売ですが、毎月10日(10日が土・日・祝日の場合は翌平日)の午前10時から次の1ヶ月分のチケットを販売します。
購入方法は3通り。
- ローソン店頭のLoppi(ロッピィ)端末で購入
- インターネット(パソコン・携帯端末)から予約申し込み
- 電話で予約申し込み
いずれにしても、一度ローソンのサイト内「三鷹の森ジブリ美術館」にてチケット購入方法を確認しておいた方がよいでしょう。
<開館時間> 10:00~18:00
入場時間は、10時、12時、14時、16時の1日4回。
※入場指定時間から30分後までの入場となります。
なお、入れ替え制ではありませんので、入場時間は決まっていますが、出場は閉館時間である18時までならいつでもOK。
ちなみに、TONELIKOの場合、家族で一通り見学した後、カフェで一服してから出場しました。その間およそ3時間弱。余裕を持って3時間くらいは館内にいることを想定して、どの時間のチケットを購入するか検討しましょう。
<定休日> 火曜日
長期休館等のスケジュールは公式サイト内「利用のごあんない」をご確認ください。
ちなみに、当日急に行きたくなった場合、チケットを手に入れることはできるのでしょうか?
実は、前回8年くらい前に初めて行ったときは、当日チケットを購入して入場しました。
井の頭公園に遊びに行った時に、偶然「ジブリ美術館」に遭遇して入ってみたくなり、急遽近くのローソンまでチケットを買いに行った記憶があります。ちなみに、ジブリ美術館は現地での販売は行なっていません。チケットは必ずローソンで購入することになります。
その日はたまたま平日で、当日のチケットが余っていたのでラッキーでしたね。土日や祝日などでは、まず当日にチケットを購入することはできないと思ったほうがよいでしょう。
現在ジブリ美術館にもっとも近いローソンはローソン三鷹の森店のようです。ご参考まで。
なお、三鷹市民及び近隣住民特別枠というのがあり、一般よりも早くチケットを購入できるようです。詳細は、三鷹市のサイト内「三鷹の森ジブリ美術館へ行こう! > チケット」をご確認ください。
より楽しむために予習を
子どもがジブリ美術館をより楽しむために、事前にジブリ作品を見せておきましょう。
すべての作品に目を通しておくのが理想的ですが、劇場映画だけでも20近くもの作品があり、なかなか全部を観るのは難しいですよね。なかには、ちょっと大人向けの難解なものや、子どもが怖がるようなものもありますし・・・
でもあえて、どれか一つを選ぶとすれば「となりのトトロ」に決まりでしょう!
「となりのトトロ」なら幼児にも楽しめる映画ですし、ジブリ美術館でネコバスに乗った時の感動もより大きなものになるに違いありません。
ちなみに、TONELIKOの場合、「となりのトトロ」と「天空の城ラピュタ」を6歳のRIBONと3歳のHANAに見せました。トトロは喜んで観ていましたが、ラピュタは3歳のHANAにはちょっと刺激が強かったらしく、怖がって見ようとしませんでした。
でも、トトロならまずたいていの子は大丈夫ですので、ジブリ美術館に行く前日に「となりのトトロ」鑑賞タイムを設けることをおすすめします。
アクセス
駐車場
専用の駐車場はありません。
どうしてもクルマで行きたい場合は、井の頭恩賜公園駐車場か、近隣のコインパーキングに駐車する方法があります。
井の頭恩賜公園駐車場
住所:東京都武蔵野市御殿山19
営業時間:年中無休・24時間営業
利用料金:1時間まで400円、以後30分毎に200円
駐車台数:60台
参考:東京都公園協会 > 井の頭恩賜公園 > アクセス・駐車場
吉祥寺方面からしか入れませんのでご注意ください。
時間に余裕を持って早めに行かないと、駐車台数に限りがあるのですぐに埋まってしまいます。また、片側一車線の幹線道路沿いのため、空き待ちの路駐もできません。入れなかった場合を想定して、近隣のコインパーキングも事前にチェックしておいた方がよいでしょう。
近隣のコインパーキング
最寄りの主なコインパーキングはこんなところですね。
JR三鷹駅からバス
三鷹駅南口から三鷹の森ジブリ美術館経由のコミュニティバスが2ルート出ています。残念ながらネコバスではありません。
所要時間は、バスで片道約5分。徒歩で約15分です。
料金:大人 片道200円、往復300円 / 子ども 片道100円、往復150円
往復割引券は、三鷹駅南口バス停前の券売機およびバス案内所で販売しています。
バスの時刻表は三鷹の森ジブリ美術館公式サイト内「美術館への行き方」で確認できます。
ジブリ美術館へ入場
TONELIKOは10時入場のチケットを購入しましたので、9時30分頃、井の頭恩賜公園駐車場に到着しましたが、幸いなことに、まだ駐車場には余裕があり、停めることができました。
駐車場からは、吉祥寺通り沿いを300mほど南下すればジブリ美術館です。
自然豊かな井の頭恩賜公園はジブリの雰囲気にピッタリですね。しばらくすると、ジブリ美術館が見えて来ました。
森の中にひっそりと佇む風情が「らしい」ですね。
敷地に入ってすぐにトトロの受付です。上の窓にはトトロ、下の丸い窓にはまっくろくろすけの大群がお出迎え。ちょっと窓が反射して見えづらいかな~。
9時40分頃には既に入り口前から長蛇の列。8年前と比べて外国人が多かったですね。半分くらいは外国人だったんじゃないでしょうか。アジア系から欧米系までいましたが、特に中国人が多かったような気がします。ワールドワイドな人気の高さがうかがえますね。
列の途中にはトイレがあります。おしっこの近い幼児の場合、入場時間前で列が進んでいないようでしたら、ここでトイレをすましておきましょう。
トイレ前からジブリ美術館の屋上を見上げると、そこには「天空の城ラピュタ」に出てきたロボット兵の頭部が!
入口脇には、「千と千尋の神隠し」に出てきた銭湯「油屋」のミニチュア。
入口前には美術館内の写真撮影・ビデオ撮影を禁止する立て看板が掲示されています。実際、入場してすぐ写真撮影していた人がスタッフから注意を受けていました。したがって、これ以降の美術館内のレポートには画像がありません。何卒ご容赦を!
まだ入場していないので、頑張って撮ってみました。入口ドア窓の左側にはさつきとメイ。
右側にはトトロが歓迎してくれてます♪
美術館の見どころ
入場してすぐのところで、チケットを入場券に交換します。入場券はジブリ映画のフィルムの切り抜きで、二つと同じ物がありません。そのためかヤフオクによく出品されています。
入場券を受け取ってすぐ左手の階段を降ります。入場したのが1階で、B1(地下一階)から見学することになります。
常設展示室「動きはじめ」の部屋
アニメーションの歴史や仕組みを楽しみながら学べる場所です。お子さんにもオススメです。
映像展示室「土星座」
約80席のミニシアター。10分前後の短編作品を上映しています。入場券を提示すれば追加料金は必要ありません。
今回は「となりのトトロ」の後日談「めいとこねこバス」でした。ちょうど前日にトトロを観たばかりだったので、子どもたちにはドンピシャで大喜びでした♪
上映スケジュールは三鷹の森ジブリ美術館公式サイト > 映像展示室 土星座にて確認できます。
B1を一通り見終わってから、中央ホール内の螺旋階段を登って、一気に2階まで行きました。
ネコバスルーム
2階の目玉は何と言ってもネコバスルームです。実物大とまではいきませんが体長4m位のふわふわのネコバスがいます。予想通り大人気で大混雑!5分毎に入れ替えしてました。滑ると危険ですので、思いっきり遊ばせたいなら靴下は脱がせた方がいいでしょう。
大人も思わず入ってみたくなりますが、残念ながら遊べるのは小学生以下までです。
図書閲覧室「トライホークス」
ネコバスルームの隣には、宮崎駿館主とジブリ美術館おすすめの絵本・児童書が置いてある本屋があります。私は、記念に今回「土星座」で鑑賞した「めいとこねこバス」の絵本を購入しました。
Amazon等で検索しても出てきませんので、おそらくジブリ美術館でのみの限定販売なのではないでしょうか。
ショップ「マンユート」
ものすごく混雑してました。ここでしか購入できなさそうなマニア垂涎のレアアイテムが多数販売されています。
ネコバスルームの脇からすぐ外のラヤン階段塔で屋上庭園に登ります。屋上庭園はラピュタワールドです。
階段を登ってすぐのところに、入場前に下から見えたラピュタのロボット兵(まもり神)が佇んでいます。ここは美術館内ではありませんので、みんなここぞとばかりに記念撮影を撮っていました。
もう一枚、後ろ姿から撮影。
更に奥の方へ進むと、ラピュタに出てきたラピュタ文字の刻まれた石がありました。
館内に戻って、1階に降りると常設&企画展示室があります。
ひとつは絵コンテやフィルム、各種資料、ガラクタ?が雑然と置かれた、スタジオジブリを再現したような部屋です。ジブリ作品が生まれる場所の一端が垣間見えます。こちらはおそらく常設展示室でしょう。
さらに、廊下を通って反対側には、企画展示室と思われる部屋があります。おそらく期間によって展示するテーマが変わるものと思われますが、私が訪問した時は「挿絵が僕らにくれたもの」展を開催していました。
カフェ「麦わらぼうし」とパティオ
館内は一通り見終わりましたので、外に出て軽食をいただくことにしました。
カフェ「麦わらぼうし」
食事ができるのは入場者だけですが、ちょうどお昼時でしたので、すごい込みようでしたね。まだあまりお腹も空いていませんでいたので、外のテーブル席でテイクアウトのアイスを食べることにしました。こちらはテイクアウトのメニュー表です。
私は丹波黒豆のアイスクリームを食べることにしました。香ばしくってなかなかの美味でしたよ~♪
パティオ
麦わらぼうしの脇の階段を降りると、B1の中庭があります。ロッカーやベビーカー置き場、井戸などがあります。井戸は子どもたちが楽しんで漕いでいましたが、6歳のRIBONにはまだ重くて無理でした。
細かいところに遊びココロが満載
ところどころにジブリのキャラクターが隠れていたり、細かいデザインにもジブリ「らしさ」が満載で、そんなところを発見するのも、ジブリ美術館の楽しみ方のひとつかもしれませんね。
出口
カフェの向かいに出口があります。こちらは出口を出たところから撮った写真です。
こうして見ると、改めて「三鷹の森」の美術館であることが実感されますね。
全体的に見て、子どもにオススメなのは、常設展示室「動きはじめ」の部屋、映像展示室「土星座」、ネコバスルームでしょう。
その後、井の頭恩賜公園でのんびり遊ぼうと思ったのですが、MAGからサッカーの練習が終わったので帰るとの連絡があり、公園遊びはお預けとなってしまいました。
以上TONELIKOでした。
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