「考える」のは嫌いじゃないけど、四六時中考えてばかりじゃ疲れませんか。その点、ルーティンワークに身を任せていると、考える必要がないから楽ですよね。
先日こんな記事を見つけました。
その日におこなう決断は、小さいものから大きいものまで多岐にわたって待ち構えています。ただ、1日の中に決断しなければならない場面が多いと、ストレスになってしまう可能性があるのも事実。
これは自分も普段から思い当たるフシが多くて、何でもかんでも「考え」たり「選択」する毎日は、さすがにシンドイですよね。
リソースは有限
当たり前のことを当たり前で済ましてしまうのは「思考停止」と揶揄される場合もありますが、そもそも人が1日のうちに使えるエネルギーや時間といったリソースは有限です。
よほど活力が有り余っている人は別ですが、日常で直面するあらゆることに対して、その都度「考え」ていたら、すぐヘトヘトになってしまい、1日保たないのではないでしょうか。
スティーブ・ジョブズの黒いタートルネック
先ほどのライフハッカーの記事では、オバマ大統領のスーツが例として引用されていましたが、スティーブ・ジョブズの真っ黒なタートルネックも、似た事例として有名ですね。
彼はいつも黒いタートルネックを着ていましたが、あれ、何十着もおなじものをオーダーして作らせたものなんですよね。クローゼットには一生涯着れるだけあったそうです。
スティーブ・ジョブズは「服を選ぶ」という普通の人なら毎朝行う行為を、「いつもの黒いタートルネックを着る」という行為に置き換えることで、あえて服選びを「考えない」ようにしました。
もちろん、自らがアップルのアイコンとなることによるマーケティング効果も期待していたのかもしれませんが、結果としてジョブズは、「考える」エネルギーと時間を、より自分にとって重要なタスクに振り向けることができたわけです。
身近な例としては、学校の制服も似ていますね。あれは「学生は服選びに迷う暇があったら、勉強と体力作りに勤しみなさい」という学校側のメッセージなんでしょうね。賛否は別として、ある程度の効果はあるんじゃないかな。
習慣が継続する秘訣は思考停止
ランニングや筋トレ、読書、ブログなどの「習慣化」もルーティンワークですね。いつ何をやるかは決める時はよく考える必要がありますが、実践にあたっては、なぜそれをやらなければいけないかを考えると、途端に続かなくなってしまうケースは多いです。
疑問を持ち始めると、やらない理由はいくらでも思いつくんですよね。でも、一度ルーティンにしたら、普段は考えちゃいけません。あえて思考停止して愚直に続ける方が、成功する可能性は圧倒的に高くなります。
たまに見直しは必要
ただ、そうは言っても、たまにはルーティンワークの見直しはした方がいいですね。これって本当に今の自分に必要のあることかな?とか、頻度をもっと多く、あるいは少なくした方がいいかな?とか。
習慣化したタスクが時の経過と共に陳腐化してしまうこともあるでしょう。そんな時だけは「思考停止」のロックを解除するわけです。
まとめ
ルーティン化できることはルーティン化して、自分にとって重要度の高いことにのみ「考える」エネルギーと時間を注ぎ込む。
言わば「“考える”の選択と集中」ですね。
たぶん、多くの人はある程度無意識にやっていることなんでしょうが、意識的にやることで、さらに「“考える”の選択と集中」が鮮明になり、エッジの効いた毎日を送れるようになるでしょう。
以上TONELIKOでした。
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