ドイツ優勝の原動力?育成のためのサッカー「ハーレンフースバル」とは?

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サッカー
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今年のサッカー・ワールドカップはドイツ優勝で幕を閉じましたが、まさに優勝国にふさわしい堂々とした戦いっぷりでしたね。これまではスペインのポゼッションサッカーを学ぼうという動きが日本の育成では主流でしたが、これからはドイツの育成にも熱い視線が向けられそうです。

そのドイツでは、サッカーの冬季トレーニングの一環として「ハーレンフースバル」という競技が行われていることをご存知ですか。

 

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サッカーでもフットサルでもない「屋内壁ありサッカー」

日本ではまだあまり馴染みがありませんが、「屋内壁ありサッカー」のことをドイツ語で「ハーレンフースバル(H­allenfußball)」と言います。

ハーレンフースバル」の特徴として、フィールドの周りが壁で囲まれているためアウトプレーがほとんどなく、ほぼ途切れなくプレーが続きます。

また、フットサルと同じくらいの大きさのフィールドで5人制でおこないます。さらに、サッカーボールとジュニアサイズのサッカーゴールを使用し、サッカーと同様のボディコンタクト(ショルダーチャージ、スライディングなど)が認められています。

サッカーとフットサル双方の要素を持ちつつ、プレーが途切れにくいという点ではストリートサッカーにもっとも近い競技と言えるかもしれません。

 

創造性あふれるスピーディーで激しいプレー

ハーレンフースバル」では、壁を使うことによるトリッキーな一人ワンツーや壁当てパスといった、サッカーやフットサルには見られない創造性あふれるプレーが見られます。

また、壁に囲まれた狭いフィールドの中で少人数でプレーするため、展開が非常にスピーディーですね。ゴールもフットサルより大きいのでシュートチャンスも多いようです。さらにサッカー並みのボディコンタクトが認められているため、フットサルよりも激しいプレーが見られます。

 

KERAMIK-CUP(ケラミックカップ)

毎年ドイツでは、U-17の国際的大会でFIFA(国際サッカー連盟)、UEFA(欧州サッカー連盟)、DFB(ドイツサッカー連盟)が公認する「KERAMIK-CUP(ケラミックカップ)」が開催されています。参加チームは、ブンデスリーガ下部組織(ユースチーム)と国外の代表チームであり、多くのプロ有名選手を輩出しているとのこと。

日本でもその予選が、高校1年生U-16を対象に一般社団法人ハーレンフースバルジャパン主催で実施されており、浦和レッズや柏レイソル、東京ヴェルディといったJリーグユースや高校サッカーも参加しています。

 

まとめ

ざっと動画を見た感想としては、サッカーとフットサルとストリートサッカーの良いとこ取りをしたような、非常に密度の濃い競技ですね。狭いフィールドでプレッシャーも強いので、相手をかわす、シュートを打つ、ボールを奪うといった局面が連続し、「個の力」を強く要求されます。

とりわけ、ゴールを狙う、もしくはゴールを守るといった、得点に直結するシーンが多いので、勝負強さを養うという意味では、まさに今の日本サッカーの課題解決に最適な競技のひとつと言えそうです。

 
以上TONELIKOでした。

 
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