iPhoneのリマインダーは指定場所で通知してくれるって知ってた？

今度、本厚木駅で降りる機会があったらアミューあつぎの「あつまる」で評判の草餅を買ってみよう。あるいは、厚木市七沢の近くまで行ったら、噂の秘境ラーメン店「ZUND-BAR」に行ってみよう。そのようなことを二つ三つ何かしら気に留めている方は多いのではないでしょうか。

でも、せっかく近くまで来る機会があっても、肝心なことほど思い出せなかったりしますよね。ところが、その場所の近くに来たら通知してくれるiPhoneアプリがあることをご存知ですか。

それは、iPhoneの標準アプリ「リマインダー」です。「なあ～んだ」と思われるかもしれませんが、意外とこの「リマインダー」を使いこなしている方は少ないのではないでしょうか。私も実は今まで軽く見ていて、ほとんど使っていませんでした。

この「リマインダー」アプリにはタスクごとに指定の時間もしくは場所で通知する機能がありますが、特に指定の場所で通知する機能を使えば、かなり便利ですよ。

この記事の目次

タスクの追加

「リマインダー」は非常に直感的で分かりやすいアプリなので、使い方はいじっている内に自然と分かってくるはずですが、それだとこの記事もここで終わってしまいますので簡単に説明します。

まず、「リマインダー」アプリを開いて、まっさらな行をタップすると新しいタスクの名前を入力できます。

これだけでもTO DOリストとして使えるのですが、右端の（ｉ）マークをタップするとさらに詳細に設定できます。

これをオンにすると、アラーム日時の設定や繰り返し指定が可能。繰り返しは、なし、毎日、毎週、2週間ごと、毎月、毎年のいずれかを指定できます。ある日時が来たらやらなければならないタスクがある場合に、iPhoneがそのタイミングで教えてくれる機能です。

冒頭の例のように、ある場所に来たら思い出したいことがある場合に使えます。

オンにすると場所を指定する画面が現れますので、その入力欄にて場所を検索、または住所を入力することで指定できます。とは言え、検索機能は実際のところあまり使えません。東京ディズニーランドのようなメジャーどころなら出てきますが、ラーメン屋の名前を入れてもほとんど出てこないでしょう。

たいていの場合、住所を入力した方が確実です。ちょっと手間ですが、Safari等で行きたい場所の住所を確認してコピペする必要があります。

また、指定場所の範囲は半径100メートルがもっとも小さく、黒丸を動かすことで大きさを変えられますが、最大で日本列島をすっぽり包み込むくらいの大きさまで拡大できます。ここまで指定範囲を大きくしても意味なさそうですが、頻繁に海外を行き来するような人の場合は、そうでもないのかもしれませんね。

また、アラーム通知するのが、その場所の到着時か出発時なのかも選択しておきましょう。

なお、この指定場所で通知する機能を利用するには、「設定 > 一般 > App のバックグラウンド更新」画面の「App のバックグラウンド更新」をオンに、また「設定 > プライバシー > 位置情報サービス」画面における「位置情報サービス」と「リマインダー」をオンにしておく必要があります。

いずれもデフォルトではオンになってあるはずですが、もしこの位置情報によるリマインダー通知機能がうまく働かない場合は、これらの設定を確認してください。

タスクの優先順位を、なし、i、ii、iiiの4段階から指定できます。

そのタスクの詳細情報をメモしておきましょう。

指定場所に来ると、スリープ状態か否かに関わらず、通知音と共にこのようにiPhoneの画面に通知メッセージが表示されます。本人が忘れていたことでも、iPhoneのGPS機能で、その場所にきたことを感知して知らせてくれるわけです。

いかがでしょうか。

「リマインダー」は一見すると地味なタスク管理アプリですが、使い方次第では、とても強力にiPhoneユーザーをサポートしてくれる機能を持っています。特に指定場所で通知してくれる機能は、ご当地グルメやそこでしか売っていないレアもののショッピングなどに効果を発揮しますよ。

以上TONELIKOでした。