子どもはカブトムシやクワガタが大好きですよね。私も子どもではありませんが大好きです。
好奇心旺盛な子どもは、ケースの中で飼育するだけでは満足できません。カブトムシやクワガタを触ってみたり、捕まえたり、ときには小突いたりして遊びます。でも、ときには大顎で挟まれたり、鋭い爪で掴まれたりして、泣き叫ぶ子どもも中にはいますね。
まあ、大怪我することはありませんので、それも一つの良い経験だと思いますが、一応保護者の方は、そのような時の対処法と注意点を知っておいた方がいいでしょう。
1.お尻をくすぐると前に進む
カブトムシやクワガタと遊んでいて一番困るのが、指や手にガッシリとしがみついて離さない時ではないでしょうか。
しかも、爪が鋭いのでしっかりと食い込んで、時には血が出るくらいに痛いこともあります。大人でもかなり痛いので、小さな子どもだと泣き叫ぶこともありますね。
これを無理やり離そうとすると、カブトムシやクワガタは抵抗して、かえって爪が食い込んでしまいます。
こんな時は、お尻をチョコチョコっとくすぐってあげましょう。カブトムシやクワガタは、お尻をくすぐられるとなぜか前に進む習性があります。前方に掴まりやすい小枝などを用意してあげると、そちらまで乗り移りますので、スムーズに離すことができますよ。
2.挟まれたら着地させるか水の中に入れる
クワガタの大顎で挟まれるのは、想像するだけでも痛そうですよね。上記写真も、本来なら指を挟まれたところを撮影するべきとの声が周囲からありましたが、断固として却下です。
小さな子どもでしたら高い確率で泣き叫ぶでしょうね。こんな時、無理やり取ろうとしても却って逆効果です。スムーズに離す方法は二つあります。
まずは安定した足場に降ろしてやり、クワガタが離すのをじっと待つことです。挟まれると、つい痛くてクワガタを宙ぶらりんのままにしてしまいますが、この状態だとなかなか離してくれません。クワガタを安定した状態にして興奮状態から覚ますことが肝心です。
それでも大顎を緩めてくれない場合は、クワガタの体ごと水の中に入れてください。すると、呼吸ができず苦しくなって離してくれます。短時間でしたら、水の中に入れてもすぐに死ぬことはありませんのでご安心を。
3.角のあいだと背中の境目にご用心
クワガタの大顎は、危険であることが分かりやすいので誰もが注意しますが、実はカブトムシにも、あまり知られていない危険な箇所があります。
1つ目は、頭角と胸角の間に挟まれることです。ここに指を入れたりすると、防衛本能からか二つの角で挟もうとします。胸角の先端は2本の鋭い突起状になっていますので、指に穴が空くこともあります。ご注意ください。
2つ目は、背中の胸部と腹部の境目に挟まれることです。国産カブトムシの場合はさほど鋭くありませんが、海外のカブトムシ、とりわけアトラスやコーカサスなどは、この部分が刃物のように鋭くなっていますので大変危険です。
以上TONELIKOでした。
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