今回は、水が合わないと魚は死活問題だけど、人間も辛いよねという話です。
こんにちはTONELIKOです。全国の小学6年生のサッカー少年とそのご家庭にとっては、ジュニアユースサッカーのセレクション結果に一喜一憂する季節ですね。
既に合格通知を受けたサッカー少年もいれば、まだまだ奮闘中のお子さんもいることでしょう。
さて、先ほどあるサッカー少年のお父さんからご相談を受け、早速返信したのですが、書いている内に、今まで自分でも気づかなかった発見がありましたので、これを元に記事にしたいと思います。
サッカー指導は個性に左右される
サッカー指導って非常に属人的な仕事ですので、指導者一人ひとりの個性に左右される面が大きいんですね。
たとえば、クーバー・コーチング・サッカースクールのように、指導方法が標準化されているようなところですらそうです。
大枠の指導メソッドは同じでも、ちょっとした声掛けや細かい指導は、指導者の考え方によって微妙に異なってきます。このちょっとした違いが、実は指導者の考えや価値観を反映しているので、積み重なると子どもに大きな影響を与えたりします。
家庭内は親の価値観が支配している
一方、親による家庭内での子どもへの影響はさらに強くなります。
家庭内の価値観を決定づけるのは、当然ですがそのほとんどが親です。子どもは生まれた時から、その中で暮らしていますので、親の価値観を家の中を漂う空気のように自然なものとして受け入れています。
言わば、海水魚が生まれた時から海水の中で泳いでいることに何の疑問も持たず、その存在すら意識しないようなものです。
海水から海水なら大丈夫
現在、長男MAGは中学2年生ですが、今までいくつかのサッカーチームやスクールに通ってきました。何年も通ったところもあれば、わずか数ヶ月で辞めてしまったところもあります。
その中でも、子どもが伸びたのは、指導者の考え方に親である私が共感できたところばかりです。そのようなところは、自然と子どもと指導者との相性も良く、楽しく通うことができていました。
おそらく、家庭内とサッカーチーム(もしくはスクール)とで、価値観が衝突する点が少なかったので、子どもが混乱することなく自然に指導を受け入れられたからだと思います。
やはり、海水で育った海水魚は同じく海水の中で、淡水魚は淡水の中でこそ育つものなのでしょう。
指導者の考え方に共感できるか
一方、親の考え方と指導者のそれがあまりにかけ離れているようなら要注意です。
特にジュニアユースのサッカーチームは、一度選んでしまうと他のチームに移籍するのはハードルが高いので、親が指導者の考え方に共感できるかどうかは入団前によく確認しておくべきです。
この考え方がずれていると、チームに対して納得のいかないことが次々と起こり、親も子どもも不満を募らせることになる可能性が高いです。結果として、せっかくセレクションに合格して希望を持って入ったにも関わらず、途中退団することにもなりかねません。
子どものことだからと子どもに任せるのも一つの考え方ですが、まだ判断力も乏しいので全てを任せてしまうのは危険です。
できればチームを決める前に、親がそのチームの監督やコーチと話す機会を持ち、疑問があれば率直に質問して、よく指導者の考えを確認しておくことをおすすめします。
まとめ
指導者の考え方に親が共感できるかという視点は、私も、以前「ジュニアユースサッカークラブを選ぶ際に必ず検討しないと後悔する5項目」を書いた時には、まったく気づきませんでした。もっとも記事内の「1.プレースタイルと指導者との相性」に通ずるところはあります。
家庭内は親の価値観で支配されていて、子どもは生まれた時からその中で暮らしています。それはまるで海水魚が当たり前のように海水に順応して生きているようなものです。
もしもチームの指導者が、親とは真逆の考え方の持ち主だったとしたら?
そんなチームに子どもを入れるのは、まるで海水魚をいきなり淡水に放り込むようなものです。中には、鮭のようにどちらにも順応できる子どももいるかもしれませんが、それは比較的稀なケースのように思われます。
指導者の考え方に親が共感できるかどうか、これもジュニアユースサッカークラブを選ぶ際には、是非確認しておくべきことですね。
なお、「頑張れサッカー少年!ジュニアユースセレクションに役立つ5つの記事」に、ジュニアユースサッカーセレクション関連の記事をまとめてあります。是非ご覧ください。
以上TONELIKOでした。
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