つい先日、小学1年生の長女RIBONが通学路で痴漢に会いました。
小学校に上がって、保護者から離れて外歩きする機会も増えますので警戒はしていたのですが、心のどこかで「うちの子に限って」という油断があったのかもしれません。
学校の帰り道、歩道橋を降りるところで、後ろから来た20~30代位の男に追い越しざま、おしりを触られたそうです。
不幸中の幸いか、それ以上のことはされなかったようですが、小さな子どもを一人で外歩きさせることは、改めて怖いと感じました。親の見ていない所では、何をされても守りようがありません。
入学して1ヶ月位は、多くの親が行き帰りの通学路を同行して子供たちを見守っていました。そろそろ子供たちだけでも大丈夫だろうと見守りが手薄になったところで、見計らったかのようにこの事件です。
子どもも学校に慣れ、親もちょっと安心してきたこの時期が、実は一番危ないのかもしれませんね。今この時期こそ、親子で防犯意識を高めなければいけないと強く感じました。
一人にさせない
子どもを狙った犯罪が起こりやすいのは、下校から夕食までの時間帯だそうです。親の目が行き届かなかったり、子どもが一人で行動することも多いからでしょう。
基本的には子どもを一人にさせない。通学路はお友達と複数人で行動する。できれば保護者や先生が常に目を光らせているほうが、不審者には狙われにくいでしょう。
女の子は短いスカートは避ける
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長女はフリフリのスカートが大好きです。当日も可愛い系の服装をしていたので、それも狙われた原因かもしれません。これからさらに暑くなって、ますます薄着になりますので、短すぎるスカートを避ける等、できるだけターゲットにされにくい服装にした方がいいかもしれません。
防犯ブザーの使い方と点検
今回、長女は防犯ブザーを使いませんでした。おそらく自分が何をされたのか理解できず、防犯ブザーのことも思い浮かばなかったのでしょう。使い方を知っているからといって、実際に使えるというわけではないのです。
今回の事件は、もちろん望んだものではないものの、具体的にどのような時に防犯ブザーを使えばよいのかを教えるのは大いに役立ちました。
なお、防犯ブザーの正しい使い方は、ただ鳴らすだけでなく、鳴らした状態で遠くに投げるのが正解だそうです。犯人はブザーを止めようと、ブザーをひったくったり踏み潰そうとしたりしますが、遠くに投げてしまえばブザーの所へ行くスキに逃げられるからです。
また、防犯ブザーはいざという時にちゃんと使い物になるよう、普段から故障点検や電池きれのチェックをしておいた方がいいでしょう。
防犯ブザーに関してはWooRisの記事「鳴らすだけじゃダメ!防犯ブザーの本当に正しい使い方」が詳しいです。
家庭でシミュレーションしておく
今回の長女のように、頭では分かっていても実際にはなかなか理想通りに体が動かないものです。避難訓練と同じで、普段から家庭で実際に襲われた場合のシミュレーションをしておいた方がよいと思います。
もしくは、子どもの防犯に関する本もありますので、このような本を子どもに読み聞かせしながら、「こういう時はどうしたらいいかな?」と、様々なケースをイメージして親子で話し合うのもよいでしょう。
親や先生にすぐ知らせる
今回の事件は、実は犯行翌日に担任の先生から電話でご連絡をいただき、初めて知りました。それも、現場を目撃していた上級生からの報告があったからです。本人は、報告するほどのこととは思っていなかったのかもしれません。
学校には、すぐに警察に連絡を取り、パトロールを強化し、プリント配布やブログ等で保護者に対しても周知徹底を図るなど、素早い対応をしていただきました。
このように素早い対応により、その後の他の子への被害や犯行のエスカレートを防ぐことができますので、RIBONには自分が被害にあったときはもちろん、他の子の場合にもすぐに親や先生に知らせるように言い聞かせました。
あとがき
子どもは自分が痴漢の被害にあっても、それがどんなことなのか理解できていないケースも多いと思います。
残念なことですが、子どもを守るためには、世の中には、子どもの無知や弱さにつけこんで、嫌なことをしようとする人もいることをしっかり教えなければいけないと痛感しました。
以上TONELIKOでした。
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