「Google アナリティクスに新しくユーザー追加したいんだけど、どうやったらいいのか分からない。」
「アカウントやプロパティ、ビューといったレベルがあって、権限にも種類があるけど、どれを選んだらいいの?」
Googleアナリティクスの用語は独特なものがあって、初心者にはちょっと分かりづらいですよね。そこで今回は、適切なユーザー追加の仕方が分かるようにユーザー追加の設定方法を解説します。
ちなみに、私はGAIQ(Google アナリティクス個人認定資格)に合格しており、Googleアナリティクスの使用経験は8年以上あります。
追加するGoogleアカウント(Gmail以外も可)を用意
まずは、追加するGoogleアカウントを用意しましょう。外部のコンサルタントにアナリティクスを使ってもらう場合は、Googleアカウントを教えてもらってください。
なお、アカウントはメールアドレスですが、必ずしもGmailである必要はありません。Gmail以外でもGoogleアカウントが作られているメールアドレスであれば問題なく利用できます。
レベル(アカウント、プロパティ、ビュー)の決め方
最初に、ユーザー管理権限のあるアカウントでGoogleアナリティクスにログインします。Googleアナリティクスの設定をしたのが、あなたであれば管理権限はあるはずです。
ホーム画面左下の「管理」をクリックします。
アカウント、プロパティ、ビューが表示されますのでユーザーを追加するレベルに応じて、「ユーザー管理」をクリックします。
この際に、アカウント、プロパティ、ビューのどのレベルを選んだらよいのか迷ってしまいますよね。
基本的には、このように考えてください。
アカウント
一番上の階層になります。ひとつのアカウントには、複数のプロパティ(Webサイトやアプリなど)を登録可能。管理中のすべてのサイトの情報を追加ユーザーに見せてもよいのであれば、アカウントの中の「アカウントユーザーの管理」をクリックします。
プロパティ
たとえば、複数のサイトをアナリティクスで管理していて、そのうちの一つのサイトのみ見せたい場合は、プロパティの中の「プロパティユーザーの管理」をクリックします。
ビュー
プロパティ(ひとつのサイト)内で設定された、特定のビューデータのみを見せたい場合などには、ビューの中の「ユーザー管理を表示」をクリックします。たとえば外部コンサルタントに、運用中の一つのサイトだけを診てもらいたい場合は、プロパティーを選べばよいでしょう。
付与するアカウント権限の決め方
アカウント、プロパティ、ビューのいずれかの「ユーザー管理」をクリックすると、ユーザー一覧画面が表示されますので、右上の をクリックし、「ユーザーを追加」をクリックします。
すると、「権限を追加」画面があらわれるので、追加したいGoogleアカウントのメールアドレスを入力してください。
追加したことをお知らせする場合は、「新規ユーザーにメールで通知する」にチェックをつけておきましょう。
なお、ここで追加ユーザーに付与する権限を決めなければなりませんが、それぞれの権限については、このように考えてください。
編集
アナリティクスデータの各種設定やレポート作成など、ユーザー管理を除く、すべての操作を行うことができます。
共有設定
レポートを共有し共同編集ができます。「編集」より権限がすこし弱く、「表示と分析」の権限が含まれます。
表示と分析
もっとも権限が弱く、データの閲覧のみできます。
ユーザー管理
アナリティクスのユーザーの追加や削除、権限の設定をすることができます。他の権限とは別枠で、この権限のみではアナリティクスのデータの表示や編集はできません。
権限を選んだら右上の「追加」をクリックします。
迷ったら弱めの権限から始めましょう
Googleアナリティクスは、ちょくちょく画面UIの変更が入ることがありますが、基本的な設定の考え方は大きく変わらないはずです。
もし権限の設定で迷ったら、まずは弱めの権限から始めてみて、不都合があったときに随時追加していけばよいでしょう。
また、外部コンサルをユーザー追加するときは、特に指定がなければ「プロパティユーザーの管理」から編集権限を付与で問題ありません。
ちなみに、Googleアナリティクスを本格的に活用するなら、こちらの書籍が手元にあると便利ですよ。
以上、Googleアナリティクスに新しくユーザー追加する方法!権限とレベルの決め方も解説…でした。
コメント