ご存知の方もいるかもしれませんが、つい先日、このトネリコBLOGのテーマを変更して、大幅リニューアルしました。
なんと2013年9月から5年5ヶ月もの間、ワードプレスのテーマは、ず~っとSTINGER3を使い続けていたんですね。
STINGER3を導入した経緯はこちらの記事

当時は大変優れたテーマでしたが、なにぶんにも5年以上前のものですからレスポンシブでもありませんし、デザイン的にも今ほど洗練されていません。
また、現在のGoogleは、当時よりはるかにモバイルユーザビリティを重視していますので、SEO的にもよろしくないと思われます。
そこで、やっと重い腰を上げてワードプレスのテーマをSTINGER3からCocoonに変更することにしました。
「きっとエラーでまくりで、途中で嫌になって投げ出しちゃうかもな」なんて思っていたんですが、実際にやってみたら、予想以上に順調に変更できてしまいました。
この経験を踏まえて、本記事ではワードプレスのテーマの変更方法と注意点を解説していきます。
トネリコBLOGと同じように、ワードプレスのテーマを変更しようとお考えの方はぜひ参考にしてください。
テーマ変更前にバックアップ
まずはワードプレスのテーマを変更する前にバックアップを取っておきましょう。
バックアップ用のプラグインを使ってもいいですし、サーバーにバックアップ機能があれば、それを使ってもよいでしょう。
トネリコBLOGの場合はエックスサーバーなので、サーバーパネルから「アカウント > バックアップ」と「データベース > MySQLバックアップ」を使ってバックアップを取りました。
新テーマのインストール
つぎに変更予定の新しいテーマをインストールします。
注意点は「有効化」しないこと!
「有効化」すると、その時点でテーマが変更されてしまいます。
なので、新テーマはインストールだけして「有効化」はしないよう気をつけましょう。
テーマ変更前にプレビュー確認
ワードプレスのテーマをインストールしたら、新テーマにすると、どのような見た目になるのかをプレビューで確認しましょう。
おそらく、いくつか現行テーマとの差分があるはずなので、この時点でメモっておきます。
なお、プレビューする方法は二つあります。
テーマの「ライブプレビュー」で確認する
ワードプレス管理画面の「外観>テーマ」画面で、新しいテーマにカーソルを当てましょう。
すると、「ライブプレビュー」ボタンが表示されるので、クリックするとプレビューを確認できます。
ただし、あくまでもワードプレスの管理画面上で確認できるものです。
プラグイン「Theme Test Drive」で確認する
プラグイン「Theme Test Drive」をインストールして有効化すると、ログインしたブラウザでのみ、新テーマで表示されます。
こちらの方が、より分かりやすいので、ぜひインストールして確認しておくことをおすすめします。
実際、どちらのプレビューもやってみましたが、ちょっと見え方が違うんですよね。
「Theme Test Drive」の方が、より実際の動作に近くて分かりやすかったです。
サイドバーにウィジェット設置
プレビューを確認してみると、サイドバーが表示されずワンカラムの状態でした。
旧テーマにもよるのでしょうが、STINGER3からCocoonに変更する場合はサイドバーにウィジェットを設置すると、2カラムになりましたね。
なお、トネリコBLOGの場合は、テーマ変更前にサイドバーにウィジェットを設置しても、旧テーマには表示されなかったので、テーマ変更前にあらかじめウィジェットを設置してしまいました。
ヘッダーの背景画像とロゴ画像を用意しておく
ワードプレスのテーマを変更すると、ヘッダーの背景画像とロゴ画像がリセットされてしまうことがあります。
プレビューを確認すれば分かりますので、テーマ変更後にすぐ設置できるよう、ヘッダーの背景画像とロゴ画像をあらかじめ用意しておくとよいでしょう。
アクセス数の少ない時間帯にテーマ変更
プレビューで確認済みとはいえ、テーマ変更後に、どんなエラーが発生するか分かりません。
また、テーマを変更してからでないと、手を付けられない箇所もあります。
そのため、ワードプレスのテーマを変更するのは、できるだけアクセス数の少ない時間帯に行うとよいでしょう。
多くの場合、深夜2時から5時くらいになるかと思います。
Googleアナリティクスなどのアクセス解析ソフトで、事前にアクセス数の少ない時間帯を確認しておくとよいでしょう。
アナリティクスとサーチコンソールの再設定
ワードプレスのテーマを変更すると、アナリティクスやサーチコンソールの再設定が必要になるケースは少なくありません。
設定をし忘れてしまうと、その間、正確なデータが取れなくなってしまいます。
テーマを変更したら、できるだけ早く再設定しておきましょう。
Google Adsenseなどの広告設置の再設定
Google Adsenseなどの広告も、テーマに依存した設置方法を取っていると、テーマ変更後に消えてしまうことがあります。
ワードプレスのテーマを変更する前に、新しいテーマでの設置方法をあらかじめ確認しておき、広告コードも用意しておくとよいでしょう。
機会損失を減らすためにも、テーマ変更後は速やかに広告を設置しておきましょう。
プラグインの削除とインストール
新しいテーマと相性の合わないプラグインは、テーマ変更後に削除しておいた方がよいでしょう。
ただし、削除する前に、そのプラグインでどのような設定をおこなっていたか、よく確認しておいてください。
たとえば、AdSense Managerというショートコードを記事内に設置するだけで、広告を好きな箇所に設置できるプラグインがありますが、このプラグインは既に6年前に更新を止めています。
最新バージョンのPHPに対応していなかったので削除したところ、記事内には広告の代わりにショートコードがそのまま表示されてしまいました。
※ショートコードはすぐ削除しましたが、ひょっとするとまだどこかに残っているかも…
ちなみに、PHPをバージョンアップして、画面が真っ白になってしまったら、下記いずれかのバージョンが古くて、新しいPHPに対応できていないことが原因です。
- ワードプレス
- テーマ
- プラグイン
なので、何年も前に開発が止まっていて更新されていないプラグインは、テーマ変更の機会に削除しておくことをおすすめします。
また、ワードプレスのテーマによっては、テーマの作者がインストールを推奨しているプラグインがありますので、必要であればインストールしておくとよいでしょう。
細かいエラーなどの微修正
あとは、新テーマに変更後のサイトをよく確認して、細かいエラーなどの微修正を行えばOKです。
トネリコBLOGの場合は、以前のバージョンではアイキャッチ画像をわざわざ本文の最初に設置していたので、テーマ変更後はアイキャッチ画像がダブってしまいました。
ちょっと面倒でしたが、手作業で2時間ほどかけて、本文中の最初の画像を消していきました。
ワードプレスのテーマ変更で見やすさとスピードアップ
テーマ変更前は、うまくいくのか不安だったのですが、やってみると、あっさり変更できてしまって拍子抜けです。
意外となんとかなるもんですね!
テーマ変更で、トネリコBLOGもようやくレスポンシブデザインに生まれ変わりました。
PHPもバージョンアップしたので、表示スピードも上がっているはずです。
まだ気づかないところにエラーが潜んでいるかもしれませんが、とりあえずはワードプレスのテーマ変更は成功ですね。
以上、ワードプレスのテーマ変更方法と注意点「意外となんとかなるもんだ!」…でした。
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