学習漫画の伝記シリーズって昔からありましたが、日本なら徳川家康や野口英世、世界ではリンカーンやエジソンといった歴史上の人物が定番でしたよね。
ところが、最近はちょっと趣が違っていて、スティーブ・ジョブズやダイアナ姫といった、つい先日まで存命だった、もしくは存命中の人物の伝記漫画が出版されているんですね。ちょっとびっくりしました。
我が家は8歳の長女が読書好きで、ここ最近は漫画もよく読むようになってきたので、興味を持ちそうな伝記漫画を何冊か買ってあげたのですが、親が読んでもたくさんの新しい発見があって面白かったですよ。
このような新しいタイプの伝記は、集英社からは「世界の伝記NEXT」、ポプラ社からは「コミック版世界の伝記」、小学館からは「学習まんが人物館」として、各出版社からシリーズが出版されています。
今回は中でもおすすめの人物を12人ピックアップしてみました。
スティーブ・ジョブズ
おなじみアップルの創業者。亡くなったのはまだ3年前ですが、既に小学館と集英社から競うように伝記漫画が出版されています。子供たちが、世界を変えた人物として今もっとも実感できるのは、ひょっとしたらスティーブ・ジョブズかもしれません。
スティーブ・ジョブズ (小学館版学習まんが人物館)
⇒口コミはこちら
スティーブ・ジョブズ (学習漫画 世界の伝記NEXT)
⇒口コミはこちら
ウォルト・ディズニー
ディズニーファンなら一度は目を通しておきたい1冊。長女はよほど気に入ったらしく、何回も繰り返し読んでいます。
ミッキーマウス誕生の秘密と幻のキャラクター「オズワルド」との関係や、ディズニーランド誕生の経緯など、本書からは、今もなおディズニーに脈々と受け継がれている、ウォルトの「夢を追求するDNA」を感じることができますよ。
ウォルト・ディズニー (コミック版世界の伝記)
⇒口コミはこちら
マリア・フォン・トラップ
ミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』でお馴染みのトラップ一家の母親の伝記です。
サウンド・オブ・ミュージック (2枚組) [Blu-ray]
映画では触れられなかったマリアの幼少期のエピソードや、一家がアメリカに渡ってからの「トラップ・ファミリー合唱団」の活動なども描かれています。
マリア・フォン・トラップ (学習漫画 世界の伝記NEXT) (学習漫画世界の伝記NEXT)
⇒口コミはこちら
ココ・シャネル
誰もが知る世界的な有名ブランド「シャネル」を生み出した人物。長女がファッションデザイナーに興味があるというので購入しました。
これを読んで、「裁縫を習いたい」と言うところまでは良かったのですが、「シャネルNo.5が欲しい」と言われたのにはさすがに参りました。
CHANEL(シャネル) No.5 オードゥ パルファム EDP50ml スプレイ
エリザベス女王
イギリス繁栄の基礎を築いた女王エリザベス1世の物語。子供が世界史に興味を持つキッカケとしてよいのではないでしょうか。小学館とポプラ社から出版されています。
エリザベス女王―イギリスのはん栄をきずいた大女王 (小学館版 学習まんが人物館)
⇒口コミはこちら
エリザベス女王1世 (コミック版 世界の伝記)
⇒口コミはこちら
新島八重
2013年にNHKで放映された大河ドラマ『八重の桜』の主人公としてご存知の方も多いでしょう。
八重の桜 完全版 第壱集 Blu-ray BOX(本編4枚組)
私は大河ドラマは見ていませんでしたが、この伝記漫画のおかげで、ほんの20分ほどで大雑把にですが内容が分かりました。
彼女の波瀾万丈の生涯は、女性の生き方として現代にも通ずるものが多く、まったく古臭さを感じさせません。また、読み進めながら、幕末から明治までの歴史を知らず知らずのうちに学ぶこともできます。
新島八重 (学習漫画 世界の伝記NEXT)
⇒口コミはこちら
本田宗一郎
本田技研工業の創業者の伝記です。日本の戦後間もない頃のベンチャー起業家とも言える人物で、その破天荒なキャラクターは、まんま漫画の主人公と言ってもよいくらい魅力的です。お子さんが車に興味があるなら、うってつけの伝記漫画ですね。
本田宗一郎―世界一速い車をつくった男 (小学館版学習まんが人物館)
⇒口コミはこちら
レーナ・マリア
レーナ・マリアさんは1968年生まれの40代の方です。障害のために出生時から両腕がありませんでしたが、ソウルオリンピックでは水泳のパラリンピックで活躍し、今はゴスペルシンガーとして世界中で活動しています。
いまだ存命中の方の伝記ですが、Amazonで★5つが7件と非常に高評価です。女の子が最初に読む伝記漫画として、また障害を考えるキッカケとしてもおすすめです。
レーナ・マリア―障害をこえて愛と希望を歌い続ける女性シンガー (学習まんがスペシャル)
⇒口コミはこちら
オードリー・ヘプバーン
『ローマの休日』や『ティファニーで朝食を』で有名な世界的女優の生涯を描いた伝記漫画です。
女優としての華やかな前半生と対照的に、後半生のほとんどを国際連合児童基金(ユニセフ)での仕事に捧げました。
オードリー・ヘプバーン (学習漫画 世界の伝記NEXT)
⇒口コミはこちら
アンナ・パブロワ
世界中にバレエの素晴らしさを伝えたダンサー。バレエを習っているお子さんにおすすめです。
アンナ・パブロワ (学習漫画 世界の伝記NEXT)
⇒口コミはこちら
マザー・テレサ
カルカッタのスラムで「貧しい人々を救いたい」と半生記に渡る奉仕活動を続け、1979年にノーベル平和賞を受賞するなど、生前からその活動を高く評価されたカトリックの修道女です。
親がいない子どものための施設や難病患者のための施設などをつくり、「インドの星」とも呼ばれました。伝記漫画は、小学館とポプラ社から出版されています。
マザー・テレサ―貧しい人びとに限りなき愛をそそいだ現代の聖女 (小学館版学習まんが人物館)
⇒口コミはこちら
ロバート・キャパ
スペイン内戦、日中戦争、第二次世界大戦のヨーロッパ戦線、第一次中東戦争、および第一次インドシナ戦争の5つの戦争を取材した、20世紀を代表する戦場カメラマンとして有名な人物。戦争を現実にあったものとして学び、考えるキッカケに。
学習漫画 世界の伝記NEXT ロバート・キャパ
⇒口コミはこちら
あとがき
子供向けの伝記漫画とはいえ年表や資料もそれなりに充実しており、決して浅い内容ではありません。もちろん、一生を一冊の漫画に収まるよう編集しているので、多少端折ったところはあるものの、内容的には非常に濃縮度が高く読み応え十分です。
また、以前の伝記漫画は歴史上の重要人物だけを取り上げていたため、どうしても男性比率が高い傾向があり、女の子ウケがイマイチだった気がします。ところが、最近では今回紹介したように女性の伝記が非常に多くなっています。
娘のいる親としては、このように女の子でも伝記漫画が楽しめるようになったのはありがたいですね。
以上TONELIKOでした。
※この記事を読まれた方は、是非下記の記事も合わせて読んでみてください。
コメント