ジュニアユースサッカーのセレクション前に必ず検討すべき5項目

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小学6年生のサッカー少年にとっては、中学生以降のサッカーをどこでやるか悩ましい時期ですね。

目ぼしい子はセレクション前にスカウトの声がかかりますが、ジュニアユースのセレクションは、おおよそJFAアカデミー ⇒ J下部 ⇒ 街クラブの順番で行われます

ジュニアユースの情報はネット等で探しても、なかなかその実態が掴みにくいところがありますので、どうしても「強い」とか「有名」であることを基準に選びがちですが、途中でドロップアウトしてしまう子がクラブによっては半数近くいることをご存知ですか。

セレクションに合格することのみを近視眼的に追ってしまうと、何を目的にクラブに入団するのかを見失ってしまうおそれがあります。セレクションの時期は、親もつい子どもと一緒に熱くなってしまいますが、各クラブの現状をよく調べ、子どもにとってベストの選択となるクラブを冷静に見極めたいものですね。

今回は、ジュニアユースのサッカークラブを選択する際に、検討するべき項目を5つご紹介します。

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1.プレースタイルと指導者との相性

ドリブルを中心としたイケイケサッカーをやりたいのでしょうか?それとも、パスでつなぐ組織的なサッカーをしたいのでしょうか?自分の子どもがどんなサッカーを志向しているのかをよく見極めましょう。

クラブチームは指導者によってサッカーに対する考え方が千差万別です。あるクラブではドリブルで行こうとすると叱られたり、他のクラブでは逆にパスばかり選択すると「そこは自分で行け」と指導されたりと、クラブによってまったく真逆の指導が行われたりします。

そのチームの試合がYouTubeで見られるか調べてみたり、実際に試合を観に行ったりして、子どもがやりたいサッカーができるクラブかどうか、事前によく調べておくことをお勧めします。

また、ジュニアユースのクラブは、同じクラブ内にジュニア(小学生)向けのサッカースクールを開講していることが多いです。できれば、4年生くらいから、これと思うクラブのジュニアスクールに入っておくと良いでしょう。

クラブのプレースタイルや指導者と相性が合うかどうかも、あらかじめ身を持って知ることができますし、スクールで実力を発揮することができれば、セレクション前にジュニアユースへの勧誘を受けることもあります。

実際に、長男の場合は、5年生の時に現所属クラブのスクールでお誘いを受けており、実質内定済みでした。また、本人も「是非ここでサッカーをやりたい」と常々言っていましたので、今は希望通りの環境で伸び伸びとサッカーを楽しんでいます。

たとえば「サッカー日本代表の少年時代 選出された一流選手たちは、どんな幼少期を過ごしたか? (PHP文庫)」によると、香川真司選手の場合ドリブルが得意だったにも関わらず、小学生の時のチームはワンタッチパスを推奨するチームだったため、持ち味を発揮できなかったそうです。

ところが、中学生で入団したFCみやぎバルセロナでは、「ドリブルで仕掛け、一対一では逃げるな」という指導方針でしたので、自分のやりたいサッカーを存分に追求することができたそうです。ここでの個人技を重視した指導が、現在の彼の土台となったことは間違いないでしょう。

 
サッカー日本代表の少年時代 選出された一流選手たちは、どんな幼少期を過ごしたか? (PHP文庫)
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2.進路実績

ジュニアユース卒業後、どんなチームに入れるかは、もちろん選手個人の実力が一番の決め手となりますが、監督やコーチの個人的なコネクションが左右する面もあります。

ジュニアユースはあくまで通過点にすぎません。次のステージで活躍するための土台作りが本来の位置づけです。公式サイト等から、OBがどんな高校やクラブへ進んでいるかをよく調べましょう。そしてさらに、その高校やクラブがどんなプロ選手を輩出しているかを確認しておくとよいでしょう。

ジュニアユースをゴールと捉えるのであれば、大会での成績にこだわるのも一つの考え方ですが、通過点として捉えた場合、この進路実績は大会での成績以上に重要です。

長男のクラブも、監督、コーチや先輩方のおかげで強豪高校やJクラブへのコネクションが既に多数できています。希望する所へ行けるかどうかは、あとは本人の頑張り次第でしょうね。

 
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3.強さのレベル

サッカーは、公式戦でのガチンコの実戦経験が最も力を伸ばします。となれば、何よりも試合でスタメンで出られることを重視するべきでしょう。無理な背伸びは禁物です。本来の実力以上の評価を得て、不相応な強豪チームに合格したとしても、結局ベンチを温めるだけなら何の意味もありません。

長男も、おそらくJ下部でしたら仮に合格したとしてもスタメンは難しかったでしょう。今のクラブでは、おかげさまでAチームのスタメンとして使ってもらえていますし、上の学年の試合にも呼ばれていますので、いい試合経験を積むことができています。

この点に関しては「ジュニアユース・サッカー選びを考える。強ければ強いほど良いチーム?」を、是非ご一読頂ければと思います。

4.練習場までの時間

ジュニアユースクラブの場合、平日の内3~5日を練習し、土日は試合か練習という週間スケジュールを組んでいる所が多いと思われます。平日の場合、当然学校が終わって帰宅してから練習場に向かうことになりますので、アクセスが悪ければ練習開始に間に合わない可能性もあります。

また、練習の終了時間もたいていは8時から9時位と、部活に比べるとかなり遅くなります。それから帰宅して風呂に入って夜食をとってから就寝するわけですから、どんなに急いでも就寝時間は10時過ぎになってしまいますね。

成長期の睡眠時間は身長の伸びを左右します。また、睡眠を十分にとって身体を休めることも、サッカー選手にとっては大切なことです。できるだけ心身に負担がかからないよう、練習場へのアクセスが良いクラブを選ぶようにすることをオススメします。

ちなみに、長男の場合は練習場まで片道2時間近くかかっています。ちょっと遠いですねえ・・・。本人がどうしても今のクラブでやりたいと言うので仕方なかったのですが、できればもっと近場のクラブにしたいところでした。

5.交通費を含めた費用総額

ジュニアユースのクラブチームは部活に比べると、比較にならないくらいに活動費がかかります。

月会費は1~3万円位、合宿は1回につき3~5万円位。遠征の多いチームだとそのたびごとに交通費がかかり、クラブによっては海外遠征で何十万円もかかります。さらに、普段の交通費もバカになりません。練習場へのアクセスによっては月会費よりも一月の交通費の方が高くつくことも珍しくありません。

個人的には、子どもにこれだけのコストに見合うだけのサッカーに対する情熱がないのなら、わざわざクラブに入る必要はないと思います。

現代はサッカー少年にとって非常に恵まれた環境にあると言えます。他のスポーツ少年が部活以外にほとんど活動場所の選択肢を持たないのに対して、サッカー少年はクラブや部活、さらには街のフットサル場への個人参加など、様々な選択肢が用意されています。

長男に対しては常々「本気でプロを目指す覚悟がないならクラブにいる必要はない。クラブを辞めたくなったら、会費がもったいないからすぐに辞めてくれ。」と口癖のように言っています。

 

 
以上TONELIKOでした。

 
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